W TOKYO(9159)がIPO承認発表されました。事業内容を含めて企業分析を紹介いたします。W TOKYO(9159)の上場日は2023年6月26日になります。上場市場は東証グロースでの上場になります。IPO主幹事は野村證券になっています。
W TOKYO(9159)の企業情報
社名:株式会社 W TOKYO / W TOKYO Inc.
設立:2015年7月
代表者:代表取締役 村上 範義
社員数:44名
事業内容:TGCプロデュース、コンテンツプロデュース・ブランディング、デジタル広告
企業理念:Branding TOKYO、Branding JAPAN
W TOKYO(9159)のIPO情報
名称 | W TOKYO |
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9159 |
公募株数 | 120,000株 |
売出株数 | 319,000株 |
オーバーアロットメントによる売出 | 65,800株 |
IPO主幹事証券 | 野村證券 |
IPO引受証券 | SBI証券 静銀ティーエム証券 マネックス証券 松井証券 |
IPO発表日 | 5月26日 |
上場日 | 6月29日 |
仮条件決定日 | 6月9日 |
ブックビルディング期間 | 6月13日~6月19日 |
発行価格決定日 | 6月20日 |
申込期間 | 6月21日~6月26日 |
発行済株式総数 | 2,468,000株 |
想定発行価格 | 2,870円 |
W TOKYO(9159)の事業内容
W TOKYOは3つの事業領域で構成されています。
①TGCプロデュース領域
春と秋に東京近郊で開催する「TOKYO GIRLS COLLECTION」(以下TGC)における協賛金収入とチケット販売による収入、ブランド出展料収入を得ています。また、TGCの企画・ブランド力を活かした地方都市でのイベント開催のプロデュースも行っているようです。
②コンテンツプロデュース・ブランディング領域
TGCを通じた商材のブランディングプロデュースを行っています。トップインフルエンサーやアーティストを広告塔としてキャスティングを企画して、広告キャスティング収入や、クリエイティブ制作収入を得ています。
③デジタル広告領域
・アフィリエイトwalker
アフィリエイトプラットフォームとして、アフィリエイト・サービス・プロバイダーである「アフィリエイトwalker」を展開しています。特に月額課金サイトの広告案件を多く有しているのが特徴となっています。
・girlswalker
TGCの公式メディアとして「girlswalker」の運営を行っています。最新トレンドを発信するメディアとして機能していて、広告主企業からのネットワーク広告収入やタイアップ広告収入を得ています。
W TOKYO(9159)上場に関する主観
W TOKYO(9159)は想定発行価格2,870円とかなり重く、IPO株数は5,048枚と小規模の募集となっております。事業内容は上述の通りですが、TGCを中心としたプロモーション展開となっています。売上高で見ますと、データは少ないですが成長傾向になっております。
今後の成長戦略としては個人的にはメタバース上での展開に興味をもっています。TGCというブランドに関しては有名なブランドで、成長性という点で言うと日本の少子高齢化社会を見ていくと難しいように感じます。世界に向けたブランド展開のひとつとしてメタバース上での展開が成功すれば、その時に跳ねる可能性もあるのではないでしょうか。
以上の事を踏まえて、筆者のIPO参加スタンスは不参加です。とはいえ、主観として有名ブランド企業の上場なので、初値が低くなることはないでしょう。上場日も6月29日というのはプラス要因に働くと思います。私の不参加理由は単純に未知の領域であるという点につきます。アパレル関係には興味も薄いので不参加としました。
お読みいただきありがとうございました。少しでもご参考になりましたら幸いです。