AeroEdge(7409)がIPO承認発表されました。事業内容を含めて企業分析を紹介いたします。AeroEdge(7409)の上場日は2023年7月4日になります。上場市場は東証グロースでの上場になります。IPO主幹事はみずほ証券になっています。
AeroEdge(7409)の企業情報
社名:AeroEdge株式会社
設立:2015年(平成27年)9月16日
代表者:代表取締役社長 兼 執行役員CEO 森西 淳
社員数:115人
事業内容:
・航空機エンジン部品の製造、販売
・自動車、鉄道、発電機等の部品の製造、販売
・エンジニアリングサービスの提供
AeroEdge(7409)のIPO情報
名称 | AeroEdge |
上場市場 | 東証グロース |
コード | 7409 |
公募株数 | 368,000株 |
売出株数 | 431,600株 |
オーバーアロットメントによる売出 | 119,900株 |
IPO主幹事証券 | みずほ證券 |
IPO引受証券 | 野村證券 大和証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 水戸証券 |
IPO発表日 | 5月29日 |
上場日 | 7月4日 |
仮条件決定日 | 6月14日 |
ブックビルディング期間 | 6月16日~6月22日 |
発行価格決定日 | 6月23日 |
申込期間 | 6月26日~6月29日 |
発行済株式総数 | 3,334,230株 |
想定発行価格 | 1,460円 |
AeroEdge(7409)の事業内容
AeroEdgeの事業内容は、仏Airbus社及び米Boeing社航空機に採用されているLEAPエンジンの部品であるチタンアルミブレードの量産販売を主たる事業にしています。LEAPエンジンは先端技術を搭載したもので、従来の物より消費燃料とCO2排出量の15%削減を実現したエンジンになります。チタンアルミブレードはLEAPエンジンに導入された新たな技術要素のうちの一つになっています。
このチタンアルミブレードが搭載されるLEAPエンジンは米GE社と仏SAFRAN社の合弁会社であるCFM International社により開発生産された先端技術搭載エンジンで、受注残高1位、2位の機体に搭載されています。
AeroEdge(7409)上場に関する主観
AeroEdgeの想定発行価格は1,460円でお手頃価格で、IPO株数は9,195枚と大きめの上場になります。事業内容は上述の通り、航空機エンジンのチタンアルミブレードの量産販売となります。航空関連部品は精密機器で、作る技術も大変価値の高いものかと思います。また当該製品はグローバルシェアNo1、No2の機体のエンジンに採用されていることもあり、安定性は高いと考えられます。今後の展開の部分でも触れられておりますが、eVTOL(空飛ぶクルマ)等の新規市場への参入も目指しているようです。
売上高はコロナ禍もあり、苦戦した様ですが、2,023年度から経常利益もプラスに転じています。今後の市場規模の拡大を踏まえますと、プラス要因は高く、代替困難な技術もあるという点から展望は明るいと考えております。以上の事を踏まえて、筆者のIPO参加スタンスは前向き参加になります。少し枚数も多めの上場になりますが、公募割れもないのではないでしょうか。リスク要因として部品の製作となりますので、発注会社の意向次第で0にもなり得るというリスクははらんだ企業かとは思います。しかし、今後の展望も踏まえてある程度長期で持ってみてもいい銘柄の様に感じます。
お読みいただきありがとうございました。少しでもご参考になりましたら幸いです。