ARアドバンストテクノロジ(5578)がIPO承認発表されました。事業内容を含めて企業分析を紹介いたします。ARアドバンストテクノロジ(5578)の上場日は2023年6月23日になります。上場市場は東証グロース市場での上場になります。IPO主幹事はみずほ証券になっています。
ARアドバンストテクノロジ(5578)の企業情報
社名:ARアドバンストテクノロジ株式会社(略称 : ARI)
設立:2010年1月
代表者:代表取締役社長 武内 寿憲
社員数:425名(グループ社員計476名)
事業内容:クラウド技術とデータ・AI活用によるDXソリューション事業
企業理念:先進性のある技術を通して、顧客の問題解決と社員の幸せを創造し、社会の未来発展に貢献する。
ARアドバンストテクノロジ(5578)のIPO情報
名称 | ARアドバンストテクノロジ |
上場市場 | 東証グロース |
コード | 5578 |
公募株数 | 278,900株 |
売出枚数 | 454,600株 |
オーバーアロットメントによる売出 | 100,500株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受証券 | 大和証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 岡三証券 丸三証券 岩井コスモ証券 |
IPO発表日 | 5月19日 |
上場日 | 6月23日 |
仮条件決定日 | 6月5日 |
ブックビルディング期間 | 6月7日~6月13日 |
発行価格決定日 | 6月14日 |
申込期間 | 6月15日~6月20日 |
発行済株式総数 | 3,223,000株 |
想定発行価格 | 1,080円 |
ARアドバンストテクノロジ(5578)の事業内容
事業内容は、主に顧客のDXを実現するためのシステム受託開発、デジタルソリューションの提供になります。(DXソリューション事業)ARIグループの強みは創業から培った仮想化及び自動化技術(クラウドの前提となるハードウェアの抽象化技術)への専門的技術知見をベースとして、国内クラウド市場の拡大と合わせて成長してきた所になります。下記の行動指針の掲げてサービス提供を行っております。
具体的なサービス内容としては、システムに関するコンサルティング及び要件定義からはじまり、基本設計、詳細設計、製造、単体テスト、結合テスト、総合テスト、運用テスト、システム移行、保守・運用、自社開発プロダクトの販売または他社製品のライセンス販売まで、上流から総合的にサービス提供をしています。
特に技術力及びリソースの基盤においては、AWS Partner Networkアドバンストティアサービスパートナーに認定されています。これはAWSに関する営業・技術体制が整っていて、AWSでのクラウドインテグレーションの実績が非常に豊富であることを意味しています。またグループ会社における人材派遣・人材紹介サービスを、DX人材獲得のためのマッチングプラットフォーム「テクパス」を主軸に顧客が求める人材を集めて提供する仕組みを構築しています。
ARアドバンストテクノロジ(5578)上場に関する主観
ARアドバンストテクノロジ(5578)は想定価格1,080円でIPO株数は7,335枚と軽めで少なめの枚数の上場になります。事業内容に関しては、人気の”AI”、”DX”といった人気のキーワードを含む事、技術力に関してもDX人材のマッチングプラットフォームを立ち上げており人を獲得できているように感じます。
自社開発プロダクト展開としては、上述の通りローグ、ジドーマ、ミエタの3つがあり、取引企業に合わせた提案もできる環境があるように感じます。
売上高も右肩上がりで、今後成長も期待できる市場であること、想定価格も軽めであることから筆者のIPOスタンスは全力投球になります。6月上場の企業が出そろってまいりましたが、その中でもかなり高めの期待度を持っています。
お読みいただきありがとうございました。少しでもご参考になりましたら幸いです。