ジーデップ・アドバンス(5885)がIPO承認発表されました。事業内容を含めて企業分析を紹介いたします。ジーデップ・アドバンス(5885)の上場日は2023年6月30日になります。上場市場は東証スタンダードでの上場になります。IPO主幹事はみずほ証券になっています。
ジーデップ・アドバンス(5885)の企業情報
社名:株式会社ジーデップ・アドバンス
設立:2016年1月15日
代表者:代表取締役 社長 CEO 飯野 匡道
事業内容:システムインキュベーション事業
・AI(ディープラーニング)用ソリューションの提供
・XR、メタバース向けビジュアライズ用ソリューションの提供
・ビッグデータ用高速大容量ストレージソリューションの提供
・顧客リクエストに基づいたシステムの構築と運用支援
企業理念:「Advance with you 世界を前進させよう」
ジーデップ・アドバンス(5885)のIPO情報
名称 | ジーデップ・アドバンス |
上場市場 | 東証スタンダード |
コード | 5885 |
公募株数 | 120,000株 |
売出株数 | 280,000株 |
オーバーアロットメントによる売出 | 60,000株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受証券 | 野村證券 岡三証券 マネックス証券 松井証券 楽天証券 極東証券 あかつき証券 SBI証券 |
IPO発表日 | 5月26日 |
上場日 | 6月30日 |
仮条件決定日 | 6月12日 |
ブックビルディング期間 | 6月14日~6月20日 |
発行価格決定日 | 6月21日 |
申込期間 | 6月22日~6月27日 |
発行済株式総数 | 1,200,000株 |
想定発行価格 | 4,170円 |
ジーデップ・アドバンス(5885)の事業内容
ジーデップ・アドバンスは「システムインキュベーション事業」を展開しています。
主にAI、ビジュアライゼーション、その他ビッグデータを取り扱う市場における研究者や開発者のシステム環境上の課題に対して、最先端テクノロジーを用いたサーバー機等のハードウェアの提供といったオリジナルソリューションを提供して、新しいアプローチで研究、開発のスピードアップを支援しています。下図のフローのように企画から実行、運用支援まで一貫したサポートを行うことが出来ることが強みになっているようです。
特に事業展開の中でサービスは「DXサービス」と「Service&Support」の2種類用意されております。
①DXサービス
・AI・ビジュアライズソリューションサービス
分類 | モデル名 | 概要 |
オリジナル製品 | DeeplearningBOXシリーズ | AIの学習を行うためのワークステーション |
オリジナル製品 | InferenceBOX | AIの推論を行うためのエッジ端末 |
NVIDIA製品 | DGXシリーズ | 大規模AIの学習を行うためのアプライアンスサーバー |
分類 | モデル名 | 概要 |
オリジナル製品 | GWSシリーズ | CAD、CAE、CGに利用可能なグラフィックワークステーション |
BOXX Technology社製品 | ワークステーション | |
NVIDIA製品 | Omniverse | 仮想空間で作業と結果を共有できるサービスライセンスの提供と環境構築 |
②Service&Support
ジーデップ・アドバンスが提供するすべてのソリューションに対してハードウェア保守だけでなく継続的な環境のアップデートを通して常に安定したシステムを利用できるようにするオプショナル運用支援サービスを実施しています。
ジーデップ・アドバンス(5885)上場に関する主観
ジーデップ・アドバンスの想定発行価格は4,170円とかなり重く、IPO株数は4,600枚と小規模の上場となります。事業内容としては上述の通りで、システムインキュベーション事業を展開しております。パートナー企業としてNVIDIAとの連携があるという点と売上推移は順当に右肩上がりで展開できている事から期待値は高い銘柄になるのではないでしょうか。
以上の事を踏まえて、筆者のIPOスタンスは参加したいが、検討中です。理由としては、発行価格が重すぎるからです。他のIPOに参加した後に資金的余裕があれば参加したく考えています。資金に余裕がある読者の皆様はご参加されてはいかがでしょうか。初値というだけでなく、今後拡大が期待できる分野の銘柄になるので、ある程度長期の保有を検討されても良いかと思います。
お読みいただきありがとうございました。少しでもご参考になりましたら幸いです。