第一三共エスファのニュースを受けて

ルーク

こんにちは。ルークです。今日は第一三共エスファさんのニュースを聞いて感じたことをMRのルークが記していきます。

コロナ禍、日医工問題を受けて、後発品メーカーの出荷制限など、これまでと変わってきた医薬品市場ではあります。この流れを第一三共エスファも受けたのではないでしょうか。会社の情報や値段、今後の株価への影響などを主観で述べていきます。参考程度にして頂けましたら幸いです。

目次

第一三共エスファって?

まず第一三共エスファに関して述べていきます。設立日が2010年4月で、従業員数が345名と比較的若い会社だと思います。
第一三共が、ジェネリック医薬品市場への本格参入のため設立した会社であり、設立当初は20名の企業としてスタートした様です。今では一般的になってきましたが、10年ぐらい前はジェネリック医薬品は「ゾロ」と言われて、ゾロゾロ色々でてくる薬っていう感じで、業界内では不信感も強くありました。そんな中でオーソライズド・ジェネリック(AG)という全く新薬と同じ原薬、添加物であり、同一の製造工程を経る形で先発メーカーに許諾された付加価値が付いた薬が市場に上市されるようになってきました。2013年に日本初のオーソライズドジェネリックが登場しているので、設立から市場の追い風も受けて成長してきた会社といえるでしょう。

実際第一三共エスファは2014年12月には「レボフロキサシン錠」を上市して、大きな売り上げを獲得しています。2015年には政府が「経済財政運営と改革の基本方針」でジェネリックの数量シェアを80%以上を目標にするというとんでも推進が始まって、更に売り上げを伸ばしてきました。第一三共のグループ会社ということで、AG製品も多く上市しています。私も飲んでいる「ミカルディス®錠」は第一三共エスファの物を飲んでいますし、現在でも多くのAG製品のシェアはあるのではないでしょうか。私のイメージではありますが、アストラゼネカとも深いつながりがあるのかなと思っていました。イレッサ®錠(肺がん治療)のAGも出しており、抗がん剤のAGに関しても最初から取り組んでいるイメージでした。第一三共のメマリー®錠も好調だと働いているMRからも聞いていたというのが私のイメージです。

第一三共エスファ全株式をクオールHDに250億円で譲渡

上述の通り、AG製品も好調で売上も好調な会社が250億円で言い方は悪いですが、売られることになったのが5月16日の大きなニュースでした。第一三共エスファの2021年度の売上高は828億円(対前年約16%UP)で、日本の医薬品市場にあまり先がないといわれる中でも悪くない会社だったように感じます。そんな会社が250億円は本当に安いのではないかと思います。このニュースを聞いてクオールに関して少し情報を精査していると2019年に藤永製薬を完全子会社化しており、医薬品の製造事業には参入していたそうです。また第一三共自体は主力の抗がん剤の売り上げが海外で伸びているという経緯もあって海外市場の拡大に力を注いで行くようです。

以上の経緯があるとはいえ、250億円でこの話をまとめることができたのは、ローソンとの資本提携と、現在の社長の能力の高さが伺えるように感じます。

第一三共エスファってどうなるの?(筆者の視点)

色々な記事や情報を精査していくと、現在第一三共エスファのMR数は約200人とのこと。クオールHDは子会社後の人員削減については否定して、現状を維持する姿勢を示しています。今回のクオールの買収の目的はあくまで本格的な医薬品事業への参入である様です。もちろんクオールグループは多くの調剤薬局を展開しているので、今の限定出荷品目が多い市場下では調剤薬局の在庫や回転数を踏まえたより正確な生産計画が立てられ、安定供給につながっていくと思います。そう考えると今後も第一三共エスファは成長を続けていくのではないでしょうか。

株価への影響は?

本日の状況を見てわかりますように、今後しばらくは株価の伸びが期待できるのでは無いでしょうか。投資のプロというわけではないのであくまで主観ではありますが、本日だけでも221円(17.98%)値を上げております。本日私は買う事は出来ませんでしたが、今しばらくは値があがるのではないでしょうか。2,000円までなら、筆者も購入したいなと感じている次第です。

まとめ

筆者の主観ではありますが、企業は追い風を受けて成長を続けていくと思います。上述の2,000円近辺までは簡単に跳ねる気が私はしており、筆者も購入を検討しております。

しかし、企業としてという点だけです。働いている人の視点から考えてみます。本当に私のイメージですが、ローソンというと新浪剛史さんが思い浮かびます。「45歳定年制」の元にローソンは成長してきたイメージがあるので、現状の発表では人員削減は行わないということですが、今後の展望は働いている社員からは少し暗く感じてしまう気がします。。。明日は我が身なので、本当にMRとして自身が成長し、高い市場価値をもった状態を維持する必要性を感じたニュースでした。

お読みいただき感謝いたします。

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この記事を書いた人

のんびりボチボチ生きる「ルーク」と申します。
MR兼ブロガー(これから)になります。
本ブログは主に趣味のゲームと投資を中心に、自身の転職等を自分の経験をもとに発信している個人ブログです。
少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。

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