ブリッジコンサルティンググループ(9225)がIPO承認発表されました。事業内容を含めて企業分析を紹介いたします。ブリッジコンサルティンググループ(9225)の上場日は2023年6月26日になります。上場市場はTOKYO PRO Market(9225)から東証グロース市場への鞍替えでの上場になります。IPO主幹事はSBI証券になっています。
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の企業情報
社名:ブリッジコンサルティンググループ株式会社
設立:2011年10月25日
代表者:代表取締役CEO 宮崎 良一
事業内容:公認会計士等に特化したプロシェアリング事業
・公認会計士等によるコンサルティング
・プロフェッショナル人材の紹介 ・経営管理ツールの開発・提供 ・会計DX支援
・公認会計士プラットフォーム「会計士.job」の運営
ビジョン・ミッション:プロ集合知で日本の経営管理を世界に誇れる水準に
ブリッジコンサルティンググループ(9225)のIPO情報
名称 | ブリッジコンサルティンググループ |
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9225 |
公募株数 | 100,000株 |
売出枚数 | 100,000株 |
オーバーアロットメントによる売出 | 30,000株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受証券 | SMBC日興証券 極東証券 東海東京証券 マネックス証券 楽天証券 Jトラストグローバル証券 あかつき証券 岩井コスモ証券 岡三証券 ひろぎん証券 松井証券 丸三証券 |
IPO発表日 | 5月19日 |
上場日 | 6月26日 |
仮条件決定日 | 6月5日 |
ブックビルディング期間 | 6月7日~6月13日 |
発行価格決定日 | 6月16日 |
申込期間 | 6月15日~6月20日 |
発行済株式総数 | 1,931,400株 |
想定発行価格 | 1,010円 |
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の事業内容
公認会計士に特化したワーキングプラットフォーム「会計士.job」というメディアの運営。2023年3月時点で3,800人が登録しており、登録年齢層は30、40代が80%で若い世代の登録が多い様です。3,800名というリソースにより、依頼からサービス提供までのセットアップ期間が短く、リソースを効率よく活用していくため適切な価格でスムーズなサービス提供を可能にしている。


主な提供サービスは経営管理ナレッジシェアを軸とした「経営管理コンサルティングサービス」、「プロフェッショナル人材の紹介」等、公認会計士人材の経験・知見のデータベース化・最適配分を通じて、経営管理の課題解決を支援するプロシェアリング事業および付帯関連事業を5つの領域から実施しています。
①IPO支援 ②リスクマネジメント ③アカウンティングサービス ④ファイナンシャルアドバイザリーサービス ⑤プロフェッショナル人材紹介サービス

ブリッジコンサルティンググループ(9225)上場に関する主観
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の想定価格は1,010円と軽めでIPO株数も2,000枚程度とかなり少ない上場になります。ブリッジコンサルティンググループ(9225)の事業内容は公認会計士に特化したプロシェアリング事業になります。特に提供サービスにおけるIPO支援に関しては設立時から一貫してクライアントも多く、2022年のIPO会社への関与割合が17.6%という驚きの実績を誇っているようです。また、循環型グロースモデルを取ることで質の高いコストパフォーマンスの高いサービスを持続的に提供することが出来ます。

実際売上高も右肩上がりであること、IPO支援を業務として行っていることから、本案件も失敗する可能性はほとんどない安心感があります。今後長期で考えた時のリスクとしては、目論見書にもあります通り、インセンティブを目的としたストック・オプション制度を採用しているので、一部の役職員等に対して新株予約権が付与されています。新株予約権が行使された場合等に、保有株式の価値が希薄化するリスクはあるという事です。(現在、新株予約権による潜在株式数は189,900株であり、発行株式総数の9.83%に相当しています。)

とはいえ総括としましては、筆者としては本IPO案件には参加意向となります。長期で保持するという考えで無く、IPO当選すれば割安で購入できるイメージにもなるため、余力があれば積極的に参加していきたいIPOとなります。
お読みいただきありがとうございました。少しでもご参考になりましたら幸いです。